屁露屁露小説 


 もう半年も更新の無かったヘロヘロ板に空気をよまずに投下した、史上空前のKY小説。当時はTCの復活を知ったばかりで、まさかおわこんだったとは気付かなかったのです。

 そんな裏事情はあるけれど、自分ではけっこう気に入ってたりする。えろいから。


 TVを見ていた。平日の真っ昼間から、コンビニに二百九十八円で売っていた安いワインを片手に、屁をこきながらTVを見ていた。
 内容はたわいもないドキュメンタリー番組であった。アリを喰らうアリクイを喰らうアリクイクイアリを喰らうアリクイクイアリクイを喰らうアリクイクイアリクイクイアリを喰らうマンジョパタ族が十六ビートで月夜をバックにして踊り狂っていた。全裸で。
 マンジョパタ族は青い肌をしている。それが月光に照らされ、ほのかに輝いて例えようもなく美しかった。特に今年十八になるという娘、サイハイが群を抜いて綺麗であった。こぶりではあるが美しい胸をしていて、彼女が身体を大きくくねらせるたびに控えめに揺れる。揺れるたびに私は勃起する。擬音にすればこうだ。くねっ、ぷりんっ、びくん。くねっ、ぷりんっ、びくん。
 サイハイがカメラに笑いかけた。月のように青白い彼女の目が挑発的に細まり、僕も彼女へTV越しに笑いかけ、彼女はそれに応えるように淫靡な舌なめずりをして、その流し目がどうしようもなく蠱惑的で、そしてそのままアリクイクイアリクイクイアリクイマンジョパタクイに頭から食われてしまった。画面には彼女の足首だけが写っている。流れる血液が青い肌を汚した。
 そこで画面が移り変わり、今はどこぞの山岳を適当に撮した映像が流れているだけである。
 私はおもむろに立ち上がった。意味もなく立ち上がった。勢いで屁もこいた。
 私はおもむろに踊り出した。意味もなく踊り出した。勢いで屁もこいた。
「くねっ、ぷりんっ、びくん。くねっ、ぷりんっ、びくん」
 呟きながら十六ビートで踊った。踊り狂った。平日の日光が私を照らす。それはとても暖かくて。平和で。穏やかで。
 思わず、屁が出た。

Comments:

Post a comment















Only the blog author may view the comment.

Trackbacks:

この記事のTrackbacks URL
http://m3333.blog138.fc2.com/tb.php/4-17b3665c